December 15, 2004

対北朝鮮。

W杯アジア最終予選の組み合わせは決まっていますが、組み合わせ云々以前に大変なことになってきましたね。「人工芝?」て固まってしまったのも、もうご愛敬。拉致問題という国際政治がまともにスポーツに絡んできそうな雲行きです。いや、もう、絡んでしまっているのかもしれない。

DNA鑑定において「当人」の遺骨でないことが判明して政治的圧力をかけよという世論による批判が爆発しています。一方で、この判明の発表のタイミングについて政府側の一部は警察側をきつく非難しているようです(有田芳生『酔醒漫録』12月13日の項参照)。発表があまりに早く、唐突すぎる、ということのようです。その発表までの間に政府は実際何をどうするつもりだったのかその青写真は今となっては闇の中ですが、来年3月をめどに残りの不明被害者の安否を確認するということだったとか。その真意はさておき、なぜ3月だったのでしょうか。

W杯最終予選の初戦で日本が北朝鮮と当たる可能性も考えて、もしそうなった場合、国際政治の局面で波風立たぬうちに初戦が片づいてから、という思惑があったのかもしれません。今夏のアジア杯における中国とのこともありましたしね。
しかし、予選の組み合わせ抽選会は12月9日、DNA鑑定の判定が発表されたのは前日の12月8日。その時、政府関係者は呆然とし固まったのでしょうか。フライングするにも、せめて抽選会終わってから....という思いが胸中をよぎったのでしょうか。

案の定北朝鮮は、もし日本(極右勢力)が経済制裁を発動するなら、それは宣戦布告とみなす、と示唆してきました。「人口芝」蹴球場でのアウェイゲームこそまだ半年以上先ですが、埼玉スタジアムでのホームゲームは2月9日。もう、ふた月もないのです。もしこのゲームが行われるとして、何事もなく無事に済むのでしょうか。せめてFIFAの視点から両国に対して牽制が必要なのかもしれない。92年に国連制裁によってユーゴスラビアがユーロへの道を閉ざされたときの悲劇を繰り返さないためにも。
そうしたところで北朝鮮、まともに話を聞くとは思えないけどさ。

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