February 26, 2005

ワシントン・ヴェルデイ。

プールに泳ぎに行こうか河川敷を走ろうか迷っているうちに外は粉雪がちらつきはじめて、なんか億劫やなあとだらだらしていたらつけていたテレビでゼロックススーパーカップが始まったのでした。言い訳ができてしまって少しうしろめたい。

ワシントン、鮮烈Jデビュー。
前半はどちらもチームらしさを出せないままでしたが横浜の圧倒的なポゼッション。ワシントンは典型的なストライカーらしくトップからほとんど動かず、でしたが、その体躯に似合わず足元が細かくやわらかく、よくそこまで脚が伸びていくなあと感心しているうちに、後半、重そうな腰をぶんっと振って左脚で1点目。
田中隼、大橋と決められてロスタイム目一杯、DF2人にひっぱられながら引きずるように、右足を伸ばし、中澤の股を抜いて同点。

岡田監督呆然、苦笑。
やばいな、とんでもないヤツがJに来たもんだ、ってな表情で。
この重心の低さ、腰の強さはDFにとって相当な脅威ですね。

今年に入ってヴェルディ、カップ2勝目。
エメルソンの影が薄くなりそうな感じでもあります。  

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February 24, 2005

チェルシー、CLファーストレグ。

FAカップニューカッスル戦からの連敗。モウリーニョ・チェルシーとしては初の連敗になる。まあ、こういうこともあるさ。
試合後モウリーニョはノーコメント、選手たちにも箝口令を敷いたらしい。ここでどう選手たちのメンタルに触れていくのだろう。

1ゴール1アシストのアルゼンチン人マクシ・ロペスは20歳。背番号11。
....こんなことしでかすヤツがまだいるのかよ、バルサ。

ドログバは警告退場でセカンドレグ出場停止。ツェフが踏ん張ってくれていますが、あー、得点源があまりに乏しい。グジョンセンは役不足、ダフは本調子にはほど遠く....、ランパード、キメてくんないかな。とにかくホームで1-0で勝てばいいのだから。  
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J1今季の順位予想。

J開幕まであと10日。いつになく新助っ人(外国人)が多いような気もしますが、例年のこと。蓋を開けてみればあららら、というのも例年のこと。
ストイコビッチ、ドゥウンガ、リトバルスキークラスの補強が途絶えて久しいですが、全体的に確実にJのレベルアップにつながれば文句はありません。

で、今季の順位予想。希望はもちろん浦和Vですが、....厳しい。
とりあえず10位まで。

1.横浜
 立ち上がりは負傷者を多く抱えたままで勝ちきれないゲームが続くも、山瀬はスタメン入り直後からキレまくり、縦横無尽のサイドアタックが爆発する。DFにはハナからなんの問題もない。岡田監督をはじめ、横浜というチームのマンネリ化は否めないが、メンタル面も合わせて層の厚さは群を抜く。王道をゆくだろう。

2.浦和
 山瀬の抜けた穴は思いの外大きい。長谷部にトップ下をつとめられるメンタルの太さと度量はまだない。4バックが早いうちに浸透すれば横浜を千切れるかもしれないがここ一番の強さを持つには至らない。良くも悪くも、昨年最期の最期でキレてしまったエメがどこまで成長しているかにかかるが、結局はキーマン山田とブッフバルトの決断力と勇気次第か。

3.東京V
 天皇杯優勝にまつわるジンクスは関係ない。DFにラテンのノリが乏しいのは寂しいが、とりあえず代表クラスのDFで底を固めてアルディレス・ヴェルディは疾走する。J1トップクラスのサイドアタックに絡むワシントンのポストプレーが随所で結果を出すことになる。

4.千葉
 オシム3年目で戦術の浸透はどのチームと比べても1枚も2枚も上だが、4位で目一杯か。オシムの戦術を手に取るように理解しているマリオ・ハースがいきなり爆発する。水野、水本を始め今年も若手が実戦の中で使われ成長し、結果を出していく。来年、4年目にして、優勝へリーチをかけるオシムの図が見えるかもしれない。

5.磐田
 5位にまで上がってきて欲しくないのだが、来るだろう。川口負傷もあってスタートは鈍いが、7月の後半戦から世代交代が噛み合い始めてしぶとく勝ち上がってくる。チェ・ヨンス、村井、茶野の元市原ラインが新しい色に染め、とまどうジュビロサポもいるかもしれないが、まあ勝てばいいのだろう。

6.川崎
 3トップは脅威というほどでもないが、モチベーションにおいて他チームを圧倒する。ヘタしたら浦和の攻撃陣より恐い。J2での川崎のゲームを見たことがないけど、個人のイメージを出し抜く攻撃をしかけてゆく、というイメージがある。やばい。相手チームを含めて怪我人が絶えないかもしれない。

7.神戸
 播戸というプレーヤーはつかみがたい。が、結局は関西人だ。一度通じ合うものがあれば使いやすい。ハマれば笑いが止まらないほどにハマる。完全復活したエムボマは熟練した味のあるプレーヤーに転身し、貢献。優勝争いに絡むまでには至らないが、関西においてはガンバを睥睨できるだろう。

8.名古屋
 いきなりトキメキの高卒本田が機能する。南アフリカW杯は、名古屋での本田の成長にかかっていると言っても過言ではない。海本幸の穴を埋めきれず攻撃パターンがマンネリ化する懸案を払拭するのは本田だ。ウェズレイ完全復活も、枯れた味わい。本田ーマルケスラインが今季の名古屋の象徴となる。

9.新潟
 アンデルソン・リマのロングフィードに全員の想像力が追いつかず、鈴木慎吾、海本幸のサイドアタック乱舞も、ファビーニョ、エジミウソンだけでは連勝続かず。左サイドを集中的に突かれて失点を重ねてしまう。限りなく4-3-3に近い4-1-4-1はワクワクさせられるがどこか表層的な感も否めない。歴史は必要だろう。

10.FC東京
 いかんせん、あまりにファミリー的な仲のよさが災いし、突出した才能はどのポジションにも開花せず。新加入のダニーロまで取り込まれ、どのゲームも予定調和的な展開に終始する。これは原の罪とも言える。もう一歩、選手たちとは距離を置いた方がいいのではないか。今野はA代表を狙うなら、今季限りで例えば新潟あたりに移籍するべき。
  
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February 22, 2005

チェルシー、満身創痍。

FAカップニューカッスル戦敗退で4冠のの夢が潰えたチェルシー。クライファートに決められた、というのが微妙な気分。元バルサの主役ですからね(笑)
CLファーストレグに備えてランパード、ダフ、グジョンセンを控えにおいて臨むも先制され、ツキに見放されて当の3人を投入するもブリッジ負傷。今週末はどうなることやら。カルバリョをいれた4バックか。
とはいえジョゼ・モウリーニョは「勝利によってチームを誇りに思うこともあるけど、今日のように負けても同じ気持ちになることだってある。うちの選手たちは、すばらしかったと思う」とかなりポジティヴシンキング。

さてCL決勝トーナメントでの最初の相手バルセロナは、デコが絶望的に絶好調。マジョルカ戦では1ゴール1アシストですか。デコvsモウリーニョの構図が笑っちゃうくらい明確になってきました。
あれだな、正直な気持ち、ここはモウリーニョに花を持たせてくんないかな、デコ。昨年の恩返しにさ。


つうか、1回戦の組み合わせで一番面白そうなのはPSVvsモナコなんだけど。

  
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February 20, 2005

"before sunset"

愛すべき小品、といいたいところだけど、「あのときのメンバーでさ、続編作ろうよ」「あ、いいね。やろう!」の学生気分のノリだけで一気にフィルムを廻してしまった作品。イーサン・ホークにとっては良い悪いは別として、こんな撮影状況はこたえられないものがあるのだろうな。『リアリティ・バイツ』といい、『ガタカ』や『テープ』の室内劇といい、どこか実験的要素のある映画が本当に好きそうだし。
すっかりおばさんになってしまったジュリー・デルピーは、あの線の細さはそのままで、僕にとってはミレイユ・ペリエとどこかかぶるのは相変わらずだけど、ちょっとタフになったかなという印象。ニーナ・シモンで踊るラストカットを堪能するにつけても。それがアメリカ女優との違いか。芯の強さというより肝の太さがある感じ。befoore sunset.


さて、『恋人までの距離』と同じような設定で、9年後に再会したらどうするか?
僕は多分攻めないだろうな(笑) まったりくつろいで、会話を楽しむだけで。思い切って事に及んでしまうよりずっと濃密な時間を過ごせるような気がする。
20代から30代への9年後と30代から40代への9年後とは全然違うんじゃないだろうか。  
Posted by kiku999 at 22:35TrackBack(5)

February 19, 2005

会話。

kiku(以下k): えー、ネタがありませんで、そんなときはこうして井戸端会議ならぬダイニング会議、っつうか、ただのおしゃべりですけど、それをこうしてアップしようかな、と。お相手はウチの相方akafukuさん、です。妻(さい)ですが、いつもakafukuさん、と呼んでおります。じゃ、よろしく。

akafuku(以下a):えー!名前出すの?

k: って、どっちもハンドルネームじゃん!

a: まあ、ねえ。

k: ....なに始めてんの?

a: ビーズ作るの。これ....安かったの(と素焼きの小さな鉢を出す)

k: その鉢をどうすんの?

a: クリスマスに買ったポインセチアをこっちに移そうと思って。

k: それとビーズとどう関係があるの?

a: 関係ないよ。安かったの。

k: .....そう。で、なんでまたビーズ?

a: ひよこちゃんがね、お友達の誕生日のプレゼントに(ビーズで)ピアスを作ってあげたいんだって。それで買い物したんだけど、私もピアスとヘアピン作ろうかと思って。

k: ....なんか、エントリできる内容じゃないじゃん!!

a: (もくもくとテグスにビーズを通している)

k: なあ、なんかお題出そうか。

a: (もくもくと)

k: ....だめだ。

a: (もくもくと続けながら)だめぼ。  
Posted by kiku999 at 23:12TrackBack(0)

February 18, 2005

『ヴァイヴレータ』

寺島しのぶ、大森南明。

荒井晴彦の脚本だったのですね。多作の人ですがここ10数年邦画はほとんど見ていないので、最近どんなホンを書いているのか知りません。私には『Wの悲劇』以来だな。
下手に策を弄せずセンシティヴなのは変わらない。それも30代40代にならないと心が震えることもなさそうな、いくつもの人生を生き、いくつもの修羅場をくぐり抜けてきたような、センシティヴさ。

といって下手に演歌にはなっていない。ルポライター(寺島)が拒食で食べ吐きを繰り返すカットはちょっとうるさかったが、トラック運転手(大森)が一見冷徹だけど喋り出したら止まらない、案外優しいところもあるホントにイマドキのにーちゃんで、この大森の演技が上手いとはいえないのが逆に寺島の自然な過剰さを救っている。このナイーヴさにはドキドキする。
それが演出かもしれないのですが。

荒井脚本のセンシティヴさを、寺島はその懐の深さで吸収消化し、ヴァイヴレーションさせている。表情の、本当に微妙な変化に凄みすら感じさせる。相手に合わせているのではない、自らの心の奥底にある襞の、かすかなヴァイヴレーションの発露。
それを目の当たりにした男に、為すすべはない。ただ取り込まれていくだけだろう。

出会いたくないタイプの女だな、と思う(笑)  
Posted by kiku999 at 12:07TrackBack(1)

チャンピオンズ・リーグ決勝トーナメント展望。

事実上の決勝戦といわれているバルセロナvsチェルシー。

2003-2004のチャンピオンズ・リーグ準決勝でチェルシーはモナコに敗れている。
勝ち上がったモナコは、モウリーニョのポルトに5-3で敗れた。
この時の愛弟子デコはバルセロナに移り、モウリーニョはチェルシーの監督となった。
因縁はないと思える。

決勝トーナメント1回戦、ロッベンという飛車を失ったモウリーニョは初戦のカンプ・ノウに詣でるにあたって、徹底してかつての愛弟子デコ周囲網を敷く戦術を植え込んでいることだろう。マケレレ、テリー、チェフを従えて、リスクを冒すことなく最低限の駆け引きにとどめるだろう。ランパードさえデコへのプレスに専念させるかもしれない。
ドログバも万全の状態とはいえない中で、残された駒をどう配置させ、どう動かすか。希代の戦略家モウリーニョの手腕が見物だ。もしチェルシーが1回戦で敗退したとしても、今回ばかりは諦めもつくという戦力的な状況の中、それでも選手たちのメンタルは上々だろう。モチベーションを上げることに関しては定評のあるモウリーニョだから。
もしかしたらもしかする、か?

チェコ代表監督ブリュックナーならどうするか、千葉のオシムならどうするか。そんな空想も含めて見逃すわけにはいかないカード。  
Posted by kiku999 at 00:46TrackBack(0)

February 15, 2005

"Reality Tour" David Bowie.

bowie.1

先日 Amason で購入したのは私が David Bowie の "Reality Tour"(DVD)、相方が Massive Attack の "Danny the Dog"。

ダークでヘヴィな夫婦だ(笑)


私も相方の影響で Massive を聴くようになったけど、もっぱら "Protection" 専門。メランコリックにメロディアスなのがマッシヴ中毒を加速させます。
一昨日久しぶりに、恐らく大抵の Massive ファンがベストに挙げるだろう "MEZZANINE" を聴いたのですけど、沈む沈む。
ダウナー極まりない。
冬のよく晴れた日曜の夕方、独りで、ヘッドフォンで聴く分にはいいのだろういけど、な。

"Danny the Dog" のことはこのリュック・ベッソンの映画が公開されてから書くとして、ここでは David Bowie のこと。
TSUTAYA でボウイの "the best" (DVD)を借りて観て、"Wild is the wind" がどのアルバムに入っていた曲だったっけ? と気になって探してみているうちに他のアルバムをいろいろとほじくっていたのでした。いや、実のところ私が所有しているCDなんて知れたものなので、レンタルしながら。
こんなにいい声だったっけ....と溜息つきながら。
そりゃ、耽溺しながら。
本来の目的を忘れながら(笑)

"Wild is the wind" は "STATION TO STATION" に入っていました。1976年。案外古かったので意外。"the best" でのクリップは80年と表示されていたのですが。

"HEATHEN" のライナーノーツで小野島氏が書いています。

「ルー・リードにボウイについてのコメントを求めたとき、真っ先に歌い手としての卓抜した技量について絶賛していたのが意外だったのだが、ルーは表面の装飾や仮面をはぎとったボウイの本質を衝いていた」

....ただのド素人にいわせてもらっても、そう言うしか他にないような気がする。
っつうか、ほかにボウイの音楽について絶賛する文脈を僕は持たないし。

で、届いた "Reality Tour" のことについては次の機会に。  
Posted by kiku999 at 23:34TrackBack(0)

February 14, 2005

『Ray』

テイラー・ハックフォード、ジェイミー・フォックス。

少年時代、幼い弟が洗濯用の金盥の中で溺死していくのを目前にしながら立ち竦んでいるばかりでどうすることもできなかった鮮やかすぎる光景をトラウマにして、フラッシュバックする光景への恐怖から逃れようあがきながらスターダムをのし上がっていったレイ・チャールズ。
その呪縛をひとときの間忘れるためだけに浸かるヘロイン中毒の泥沼から抜け出すことができたのは、赦しを請うたからだった、というのも皮肉な話だ。

作家伊集院静が少年時代に海で幼い弟を溺死させてしまったことへの赦しを、「書き続ける」ことで請うているけど、人の生は案外そういうものなのかもしれない。
勇気を持つことができるかできないかの違いがあるだけで。

盲目であるからこそ、レイ・チャールズの原点である南部の光景は強烈で美しく、それがまたせつなくさせる。  
Posted by kiku999 at 13:31TrackBack(0)