March 30, 2005

日本vsバーレーン。

なんだかなあ、のゲームである。試合終了時点でジーコはガッツポーズしていましたが、それでいいのかよジーコ、のゲーム。彼はまだ、首の皮一枚、つながったままなのだろうか。

バーレーンの高さには完璧に制されてしまいました。それをわかって中田もグラウンダーのシュート撃っていましたが、エリア内への仕掛けはとんと通用せず。攻守にわたって文句なしに今日のMOMだったアレックスがあれだけ左からのリズムをポップに維持していながら、「自力」では1点も獲れず。
オウンゴールにしたって、宮本がよくあそこで踏ん張ってヘッドで返してくれたよなあ、の結果とはいえ、なぜお前が決めきれない高原? シュートモーションにいたるまでのフェイントが多すぎるし、リーガで爆発していた時期のスピードは皆無。
全体を通してみれば、決定力云々というより、足元へのボールが多すぎるし、相変わらずのトラップの拙さは散見されるし、個々のイマジネーションのシンクロが一切感じられなかったのが残念です。

前半25分過ぎ、中村のCK、FKが繰り返された中で、中澤がオーバーヘッド気味に内に折り返したボールを受けた宮本....あれだけ相手DFつっときながらまともに打ち返すヤツあるかー! あそこは切り返してポンとロブあげればええやないかー!! って、宮本に言うても無駄やな(笑)

ラインは高くほぼ90分にわたってコンパクト。このへんの統一には3バックの進化が見えたような気がします。ドイツに行けたとして3枚で通用するのかよとこぼしたいのだけど、このまま行くしかないのだろうな。  

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March 28, 2005

欧州最終予選と村上龍。

ルーマニアvsオランダ、0-2
W杯最終予選でのロッベンの負傷(足首靱帯)、復帰に最低2週間。CLでのバイエルン戦は2試合とも無理なようです。溜息ついてしまいますね。本人は「うんざりだ」とか言っています。チェルシー側が何か発言したのかどうか分かりませんが、クラブチームと代表との駆け引きにおいて、フェイエノールトがJFCに小野の早期招集を拒否したことを思い出したりします。次のバーレーン戦は警告累積欠場になったことを相当喜んでいることでしょう。その意味でチェルシーはオランダのサッカー協会に対して怒り心頭、かな。

チェコvsフィンランド、4-3
ネドベドが代表引退した後のチェコのゲームを観るのは初めて。フィンランド戦ではコラー、ガラセクは負傷欠場。一方フィンランドはリトマネンが健在。どうなることかと思いましたが、ポボルスキーを中心にタフなゲームを制してくれました。ロシツキも案外フィジカルあるやないかと、ちょっとびっくり。って、ドルトムントのゲームを観たことないからなー。そういえばコラーもロシツキもドルトムントに残りそうですね。
ロシツキの、3点目をアシストしたときのドリブルからの抜け出しは絶妙でした。微妙な緩急のつけかたが浦和の永井を彷彿させたな(笑)

やっと今日、村上龍の書き下ろしが出ました。装丁が素晴らしいです。上下巻合わせて900ページ余り。ぱらぱらとめくるだけでも、なんなんだこの筆力はと絶句してしまいそうになる。数日、幸福な読書ができそうだ。
その村上氏、今夜からスロベニア、クロアチア、イタリアの旅に出るそうだ。欧州での最終予選、観るのかな。  
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『その名にちなんで』ジュンパ・ラヒリ。

3a0cc30f.jpg日常の食事のこととか調度品のこととか身の回りの物、部屋の様子など、その描写は淡々として、徹底してミニマル。ドラマを意識せずして静かに豊饒のドラマが積み重ねられてゆきます。ポール・オースターが大河ドラマを描いたらこうなるのかな。
ほんっとにうまいと思います。ベンガル人であることにこだわっているわけでもないのだろうけど、自らのアイデンティティを確立してさえいればただつらつらと素直にありのままを綴るだけでこんな豊饒が描けるのですね。

なんだろうな、最近ずっとレコードでジョアン・ピリスの音を探したりしているのだけど(中古レコードで。70年代から80年代にかけてのが探せば見つかるはずなのだけど...ないですねー)、いつか彼女の音を流しっぱなしにしながらまた読み返してしまうだろう一冊でした。  
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March 26, 2005

イランvs日本。

呪縛からの解放はまだ遠いみたいですね。

後半10分まで、地に足が着いていないゲームでした。フェイントかけられたらスリップばかりしてるし、高原は玉田はおろか中田までトラップが足元に全然収まらないし。セカンドボールを拾えこそすれ、キープできない....いったいいつの時代のゲームなのでしょう。
まさかここにきてプレッシャーに潰されるはずもなかろうし。

で、何がきっかけだったのか、いきなり中田がフィットし始めました。スルーパスは通すし、がっちりボールを落ち着けていました。
最悪の玉田に変わって、え? 柳沢かよ? の意外性は、もしかして、と期待を抱かせました。嫌いなプレーヤーですけど、ジーコ采配、ハマりましたね。ここで大黒よりはレギュラー取れないとはいえ欧州でねばっているヤナギ。フィジカルも強いし、身体の入れ方も抜け出しもうまい。不遇を託つ者のメンタルに賭けたジーコ、うまい、と思いました。まさかあの位置でアシストできるなんて。しかもヘッドだし。
対照的だったのが小笠原。何をあんなにテンパっていたのでしょう。セリエAとJリーグ、踏んでいる土俵の違いとはいえ。

4バックにそれほど破綻はなかったと思います。むしろ高原が全然キープできなかったしポストプレーもできなかった、トラップミスを重ねた、これに尽きると思います。せっかく左サイドで三浦がマハダビキアを押さえ切っていたのに。
4枚のままでいいので、中盤をボックス型にするのは金輪際やめた方がいいと思います。今日の調子を見る限りでは、福西が恒常的に今日の力を維持できるなら、彼を中盤の底に置いて中田をトップ下で前を向かせている方がいいと思うのですけど。
どうでしょうか。  
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March 25, 2005

北朝鮮vsバーレーン。

なんだろう、スタンドのあの黒さは。ここ数日は、テヘランのアザディスタジアムでのゲームは真っ白に染まるという記事をちらほら目にしたが、平壌の金日成競技場は真っ黒だ。非常に怪しい。旗も振られていないし。
この雰囲気はホームチーム側にとっても相当なプレッシャーになったんじゃないだろうか。というより、黒とかグレー、カーキ色の衣類(防寒着)しか持たないのだろうな。規制があるからなのかテレビに北朝鮮サポたちの表情が映し出されることはなかったけど、見たかった。
応援する歓声は普通の、スポーツが好きな者たちのそれである。さすがに国際試合に縁のない数年だったから洗練にはほど遠いけど(ウェーブなんかしたってイミないし)、アジアカップでの中国のサポたちよりはずっと好感が持てる。尤も、バーレーンサポがどれくらい入っていたのか分からないけど。

それでも北朝鮮は攻撃においては中盤深くからシステマティックに組み立て、バイタルに仕掛けていっていた。個人のテクニックにおいては劣っていても視野は広いし、タフだしサイドチェンジも多かった。クロスの質も高い。想像しうる日本代表のゲーム運びよりはずっとサッカーらしいサッカーをしているようだった。後半、1点を返してからのサイドからの波状攻撃はいったいどこのクラブチームやっ!?って感じでびっくりした。バーレーンが必死に耐えていましたね。

が、惜しいかな、北朝鮮のDFは相変わらずザルである。さすがにGKは日本戦でのGKからは変わっていたが(それでもサブにさえ入っていなかったメンバー)、決まり事がないのかカウンターを食らったらパニックにでも陥っているようで、バーレーンの拙さ(っつうか、経験の浅さ)に救われているような局面も目についた。
2点目を喰らったシーン、オフサイド崩れからのグラウンダーのクロスへの対処がまったくなされていなかったし。

北朝鮮、ホームでのプレッシャーに自滅。  
Posted by kiku999 at 20:35TrackBack(0)

March 24, 2005

ボビー・フィッシャー、アイスランドへ。

茨城の東日本入国管理センターに8ヶ月間拘束されていましたが、解放されました。
アイスランドの国会がフィッシャーに市民権を与えた(永住査証の発券を認めた)ことに対し、アメリカ側は日本に送還を要求していますが、時既に遅し。亡命者ですからね。

北朝鮮拉致問題でジェンキンズ氏を日本に引き渡すのと交換にフィッシャーの強制送還という政府間での取引も憶測され、パスポートの期限切れに対する米政府の工作があったんじゃないかとかダークな面が多いこの件ですが、まあ、最終的に彼の望む地へ無事に旅立つことができるようで、よかった。


ボビー・フィッシャー  
Posted by kiku999 at 14:08TrackBack(1)

March 21, 2005

『運命を分けたザイル』

この話は以前聞いたことがあったけど、結末までは覚えてなかった。いや、その時結末まで押さえていたかどうかさえ定かではない。なにしろ20年近く前の実話だ。

運命を分けたザイル。ペルーのシラウ・グランデの頂を極めて下山途中、サイモンのパートナー、ジョーは大腿部を骨折負傷。ザイルを頼りサイモンがジョーをに懸垂下降している最中、ジョーは氷壁を滑降し、宙吊りになる。その下はクレバスだ。吹雪の中でジョーの声はサイモンに届かない。
サイモンにはジョーがどういう状況にあるのか知りようがない。ジョーからの合図を待ちながら吹雪のただ中、自分の足場も悪くなり始めたことに危険を感じ、1時間半待ったあとで、二人もろとも死に行くよりはとザックからナイフを取り出し、ザイルを切断する。

冒頭から、本人らがインタビューに登場してきたのでびっくりした。
ということは結末として、二人とも生還できたというわけだ。
実のところはジョーがこの時のことを本に書いて(14ヶ国で翻訳)、それが映画化されたわけなのだが、その経緯のことはまったく知らなかった。
多分、知っていても、この映画の凄味には度肝を抜かれる。観ている間中、身体のどこかしらに力がはいっている自分に気づく。息つくいとまがない。握っていた拳を開くと汗がにじんでいたなんて、大人になってからは記憶にない(笑)

クレバス内部を始め、雪山のシーンは全てロケ。偉容シラウ・グランデの美しさは、恐怖でしかない。
絶望的なほど意志の強いジョーの思考回路と行動力には呆然とするしかない。パニックに陥っていない限り、ときには人間的な涙を見せたりもしたが、超人的な集中力と体力でクレバスの向こう側に出てしまう。そこからがまた地獄の道程で、あまりの渇きに水の流れる幻聴を聞いたりとかするけど、結局はキャンプに辿り着く。バカじゃねえのかコイツは....の後が続かないタフさ。
ロケについても、当事者の行程についても、渾身の、という形容以外、他に言いようがない。

ヘルツォークの『彼方へ』(1991年)という、これも南米のパタゴニアを舞台にした傑作映画があったけど、もう一度、観たくなった。  
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March 20, 2005

カリフォルニアワイン、『サイドウェイ』

アレクサンダー・ペイン。

ピノ・ノワールは好きで20代のころよく飲んでいたけど、最近はカリフォルニアのものも有名なのですね。ブルゴーニュの赤だけかと思っていたのですが。映画の中でも主人公が熱く説明しているように、ピノ・ノワールの繊細さなんて20代で知ることができるモノじゃない。機会があったらまたいろいろ飲んでみるべし。
カリフォルニアのものは正直シャルドネかカベルネ・ソーヴィニヨンぐらいしか知らない。赤では映画の中でも会話にちらっと出てきた、かのオーパス・ワンも飲みましたが、僕自身が若すぎたのかどうもぴんとこなかった。飲む人にとっての旬の時季ってのもあるんだろな、2000円前後のシャルドネが本当においしかった頃だった。
というわけで僕にはワインについて何か語ることなど何一つできない(笑)

濃密な映画でした。いろんな意味で重層的な綾を感じさせます。

それだけにレンタルが出てからまたじっくり観てみたい。
愛すべき小品、というところ。

ヴァージニア・マドセンはツボでした(笑)  
Posted by kiku999 at 22:39TrackBack(5)

March 19, 2005

ナビスコカップ、浦和vs神戸。

ナビスコ浦和。





神戸ウイングスタジアム。

久しぶりのスタジアム観戦で、ちょっとハイ。なんか、いつの間にもうこんなに?という感じで時間が経過してしまう。ああ、集中しなきゃと思いつつ、すぐ後ろに座るドイツ人たちの「ぎぃいいいいどぉおおおおおお!!!」のコールの繰り返し(バックスタンドからベンチまで届くっつうんかい!)や、ウラワと言えず「ウワワ、ウワワ」とか言っているしでへらへらとなってしまい、なんかリアルにゲームに入っていけない。

酒井、平川が動けて、内舘がいいなー、効いてるなーと感じる一方で田中達也はほとんど消えているし、エメルソンは巷で言われているとおり昨年夏以降のキレにはほど遠い様でモーションの大きさが目立つ。自分のイメージに身体が追いついていないことは明らか。
プレスとポゼッションにおいて圧倒しこそすれ、決められないなかで山田が2度目にやっと決め、エメはもらったPKを止められながら詰めて振り抜き、決める。
ヨカッタヨカッタ、これでエメも波に乗れるだろうかと迎えた後半、ラインは引いてしまいどうしたわけか全然プレスがかからなくなり、形勢は完全に逆転。
そんな中でも酒井と平川は変わらず走れていたのですが、柱谷コーチがギドに強力に推薦したという堀之内のミスにより、播戸に振り切られて三浦知の熟年のワザありヘッドで神戸を完全に調子に乗せてしまう。どんなに押されても内舘の左サイドは安泰で、何の不安もなかったのですが...
層が厚いと言われていますが、案外まだ形骸だけやなー。そんな不安を感じさせる時間帯。

ロスタイムぎりぎり、アレックスが自らエリア内に持ち込んで、行けー! ってときに折り返し。なんで自分で行かへんのや!って、どフリーで受けたエメも外してしまうし。
リーグ初戦よりはずっとシステマティックに組み立てられていたし、個の技量においても圧倒しているのに、なんで? と、どうもすっきりしないものが残ってしまったゲームでした。

でもまあ、これでリーグ戦へと弾みがついて勝ち癖がつけばいいな。
達也も後半は随所に出現して、いいシュート撃っていたしね。  
Posted by kiku999 at 22:34TrackBack(0)

March 18, 2005

CL準々決勝カード。

リバプールvsユベントス。
って、これが決勝カード第一希望だったのだけど...
タッキナルディ不在のユーヴェにバロシュを止められるかどうか。

ミランvsインテルのミラノダービー。
4月上旬って、シェフチェンコは戻っているのでしょうか?
今のクレスポとカカをインテル守備陣がが抑えられるかどうか。

リヨンvsPSV。
リヨンというチームのことをまったく知らないのですけど、これはかなり勿体ないカードなのでしょうね。PSVのサイドアタックを止められるかどうかが焦点でしょうか。

チェルシーvsバイエルン。
コバチ、ルッシオ、カーンは復帰したロッベンに引き裂かれ、ドログバに息の根を止められます。


で、準決勝は(笑)、

 ミランvsPSV
 チェルシーvsリバプールとユベントスの勝者

となるのですね。
  
Posted by kiku999 at 23:56TrackBack(1)