April 30, 2005

厳罰。

6月3日のW杯アジア最終予選についてFIFAの発表がありました。
予想、というか希望は半分当たったか。諦めはつくとはいえ、観客なしは日本にとっても厳しい。その状況で勝負に徹することが今の代表にできるのかと危惧する。宮本のコーチングする声が虚ろに響くばかりにならないか。

北朝鮮は2万スイスフランを、果たして一括で払えるのか。罰するところはきちんと罰し、その上でフェアネスを追求すればこれしかないかとは思うが。

その代わりといっちゃなんだが、代替地はマレーシアではなく、バーレーンの近くになってくれないものかな(笑)
そうなったら北朝鮮が黙っちゃいないだろうけど。

3日間の意義申し立てが認められているらしいが、逆にJFCがそれをしてくれないものかと思いもする。  

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April 29, 2005

兆し。

磐田vs浦和、2-2。
疾走感の削がれたゲーム。

足元へのボールばかりが弱々しく転がり、それさえズレる。トラップは効果的な位置に落とせず、セカンドボールを獲ろうとする執念は薄い。焦りのせいか個々のイマジネーションはシンクロせず、独りよがりなパスプレーが散見される。でもこの辺は磐田もどっこいどっこいで、かろうじて突き放されずに済んだようなものの、このまま危機感を覚えているのだとは思えないプレーが続くようだったら...と暗澹たる気持ちになったりもする。

特に田中達也のトラップの粗さ、アレックスと永井のスピードの無さとキレの悪さが目につく。加えて達也には一瞬にして相手を置き去りにするスピードがまだ戻っていない。永井はやっぱりナルシストなのだろう、筋トレの成果が十二分に表れてすげえカラダしてたけど、あれはフットボールプレーヤーの身体ではない。格闘技練習生のつもりなのか。スピードに乗っている自分をイメージしにくくなっているのではないかと心配になる。おまけにあんなに内にキレ込んで行ってばかりではなんのチャンスメイクもできやしない。
っつうか、今日はトップ下だったのか?...違う動きだよなあ。
前半なかば、その永井からのパスを受けてエメルソンが左足でニアにシュートしたが、あそこは昨年ならファーに飛ばす腰のキレとインパクトの強さをエメは持っていたはず。ベストコンディションにはもう少しか。

長谷部はなんかいつも文句ばっかりぶーたれているようなのでイマイチ信用できないのだけど、只一人、彼だけが視野の広さを感じさせ、仕掛けの匂いをぷんぷんさせるパスを放っていた。前半終了直前のアシスト、闘莉王のロブを受けて、よくぞそこに永井を動かした!と感嘆させられる。他にも幾度かビッグチャンスに繋がる(はずの)スルーをピシッと飛ばしていた。

達也の、幾たびものサイドからの攻め上がりにはなかなか危険な香りはしなかったけれど(笑)、総じて見れば前節のC大阪戦はいったい何だったのかと首を傾げるほど浦和の復活へののろしを感じさせるゲームではあった。PKを取られたシーンではカレン・ロバートの「え? PK?いいの?」って表情が印象的だったが、あの内舘のスライディングは秀逸だったと思う。
アレから闘莉王へのロングフィードが流れた直後のエメのボールコントロールも素晴らしかった。イメージ通りにトラップできるということがどれだけ破壊的な力を持つものなのか、改めて思い知らされた。  
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April 28, 2005

ギド、NHK教育出演。

NHKドイツ語会話でギド・ブッフバルトがインタビュー出演していてちょっとびっくり。NHKのスカウト網もいろいろと、捨てたもんじゃない。日本在住の有名ドイツ人って、他に見あたらないような気もするが。
っつうか、この時期に来年のW杯観に行くためにドイツ語を会得しようとする者がいるのかどうか(笑)
いるよな。

勿論ギドは優勝するのはドイツだと断言しました。クリンスマンが友人ならそれは言うでしょう。でも、ドイツ国民の興味は政治よりサッカーだと言い切ったのには笑えた。

もし浦和のチームメイトがこのインタビューを観ていたらモチベーション上がったろうな。特に怪我と出場停止が入れ替わりで頻発して、ベストメンバーが固定されなくて苦しいDF陣。
明日の磐田戦もベストコンディション&ベストメンバーには程遠いけど、0封を期待。

番組の再放送は5月2日午前6時〜6時25分。
  
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April 27, 2005

リバプール戦に向けて。

リバプールとの準決勝を前にしてチェルシーのモウリーニョは語っている。
「勝てなければ勝てないでいい。第2戦で勝てばいいのだから。私は今まで準決勝で負けたことがないが、いつかはその日が来る。それは分かっている。昨年は、決勝で負けたことがないと話していて、ポルトガルカップの決勝で敗れた」(参照
どんなスポーツの監督でも、大一戦のまえにこれくらいのゆとりある発言はほしいところ。諦観がにじんでいて、微笑ましくもなる。2試合のベンチ入り禁止処分が明けて、もう、ここへ来てじたばたしても仕方ないからいつになく悠然と采配するモウリーニョの姿が目に浮かぶ。選手達は逆にモチベーションをかきたてられるだろう。両SBパウロ・フェレイラ、ブリッジの二人が故障してDFが不安材料になっているけど、こういう逆境にこそ強いのがチェルシーだ。ロッベンは決勝まで温存していいだろう。

ミランvsPSVのセカンドレグ、凡戦でミランが勝ち上がるか、チェルシーvsバルセロナ以上の好ゲームの末にPSVが残るか。そんな雰囲気になってきましたね。  
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April 26, 2005

映画メモ。

ウィスキー』ファン・パブロ・レベージャ/パブロ・ストール。
9ソングス』M.ウィンターボトム、プライマル・スクリーム。
サマリア』キム・ギドク。  
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April 25, 2005

第7節、浦和vsC大阪。

駒場で2連敗。
よりによってC大阪相手に。
っつうか、このC大阪こそ、昨年の浦和。
溜息しか出ない。

闘莉王、オマエ何やってんだよ、って守備でしたね。展開を読むのじゃなしに、ボールばかり観ている。
これもゲーム勘が戻っていないからなのでしょうか。
内舘がアウトで、ネネもアルパイも先発させられる状況になく、闘莉王を無理に出場させることまでするなら、平川と山田のSBで4バックにすりゃよかったのでは、と思うのですが、そういう理ではないのか。
トップ下がいないならいないなりの戦術が浸透していないのが目に見えて明らか。良くも悪くも、左にアレックスがいないだけでこうも仕掛けが単調になるとは。
いつか全員が完全復帰して、余裕を持ってターンオーバー制で使い回せるようになっても、今年はもう時既に遅し、か。
でも応援するしかない。

記者会見でのブッフバルトの意気消沈ぶりが気になります。  
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April 24, 2005

『タッチ・オブ・スパイス』

乳房を含んでくれない赤ん坊のために、母親は乳房に砂糖をまぶす。
冒頭のそんなシーンがこの映画のすべてを語っているような気がする。

料理にはいろんな隠し味がある。主人公ファニスの祖父は、一番大切なのは(目に見えない)塩のさじ加減だ、と諭す。祖父は人生においても然り、と言っているのだろうけど、この、塩、というのが何なのか、僕には分からない。多分、気付いていないだけなのかもしれないが。例えば黒胡椒とかマサラとかシナモンだとかばかり追っかけているような気がしないでもない(笑) サフラン、とかね。
それはそれでいいだろう。知らないことを知って吸収しようとすることは、罪ではない。いつか「塩」が何なのか気付いたとき、後悔とかネガティヴなものを抱えることになるのかもしれないが、何をするにしたって、代償はつきものだろう。
地道に塩だけをきっちり効かして生きていくだけでは多分、豊饒はないと思うし。

ギリシャ映画には疎い。っつうか、アンゲロプロスの作品しか知らない。本国では『タイタニック』に次ぐ興行成績を収めたとかで、日本でいう山田洋次映画的なステイタスを持つ作品か。ちょっと違うような気もするが(笑)
題材的にデンマーク映画の『バベットの晩餐会』的なものを予想していたのだけど、見事に裏切られました。もろに『ニューシネマ・パラダイス』ではないですか。  
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April 22, 2005

『バグダッド・カフェ』

日本ではジャームッシュとかヴェンダース等にはじまるミニシアター系の流行が落ち着いた頃に大ブレイクした映画。15年ぐらいぶりに観る。

パーシー・アドロン映画のキャラクターの中では『ロザリー・ゴーズ・ショッピング』のブラッド・ディヴィスが強烈に印象に残っているけど、この映画でのマリアンネ・ゼーゲブレヒトとCCH・パウンダーもひけをとらない。なんでかわからないけどジョン・セイルズの『ブラザー・フロム・アナザー・プラネット』を思い出させるCCH・パウンダーは、ほんとにグルーヴィーな女優。映画では『硝子の塔』『妹の恋人』にも出ていたらしいが、全然記憶にない。テレビメインで仕事をしているようです。
マリアンネ・ゼーゲブレヒトはもしかして? と思ってフィルモグラフィを見てみたのだけど、ラス・メイヤー映画には出演していないようですね。10年遅かったか。メイヤーは70年代が全盛期のようだし。でももし彼女のことを知っていたら、きっと使っていたはず。あるいはフェリーニが20年遅く世に出ていたら。そんなことを思わせる女優、という形容で彼女のキャラクターをわかってもらえるのか。多分、一部の映画好きには分かってもらえる(笑)

黄色い給水塔をくるくる巡って飛ぶブーメランが、この映画を象徴している。パーシー・アドロンのこの着眼点には恐れ入る。
"calling you" がこの映画のための書き下ろしだったのがどうか、それは知らない。とにかくこの映画で聴いたのが初めてだったけど、ひどく印象に残った曲。
息子のサルが弾いていたバッハは、何という曲だったのだろう。  
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April 20, 2005

北朝鮮のプライド。

W杯最終予選での北朝鮮の騒動に対するFIFAの決定が近く発表される。

FIFAから追放するか?
そうしたところで、どこにもメリットはない。まともに政治が絡んでくることになる。背景を切り捨ててしまえば、北朝鮮サッカーは世界の舞台に立つだけのフィジカルの強さはあるし、リスクを負う勇気も持っている。日本代表が触発される要素も多いはずだし、韓国・日本を含めて改めて東アジアが注目される引き金の役割を担いさえする可能性を持っていると思う。

罰金処分に課したところで北朝鮮には多分に支払能力はない。支払能力を超える貸し付けはどう考えても人道的に非難されるから、中国は貸さないだろう。いや、貸すのか? 貸すにしても、完済への展望は限りなく低い。

メディア以外、無人の観客席、という案。これに決定してしまうなら、もう仕方ない。諦めもつく。メディアのモチベーションの持っていきかたが気にはなるが(笑)、制裁としてはセオリーだろう。でも、ゲームとしての面白さは半減する。じかに応援してくれる声を感じることがないピッチの中で国を代表して勝利のために戦っているのだと感じながら、選手たちが戦えるはずもない。

当初の予定通りに平壌開催になったとして、日本の選手たちやメディア、サポーターまで含めての「警備」において、北朝鮮はどれだけのモチベーションを持って臨んでくれるのか。ひどく心許ない。万が一のことがあれば、政治介入は必然になる。対イラン戦においてあれだけずさんなマネジメントを見せてくれたのだから何を言ってきても信頼性はない。あれほどのマスゲームを展開する国なのに....と残念に思う。

代替地で開催される場合。
代替とはいえ、北朝鮮のホームゲームであることには変わりない。が、中立地マレーシアでの開催なんて、北朝鮮にはアウェイと何ら変わりない。地元の観客を除けば観客席は圧倒的なブルーに染められるだろうから。安全面に関しては問題ないだろうとはいえ、北朝鮮の選手たちが感じる屈辱は容易に想像できる。逆にそれを全員がポジティヴに受け止めたら面白いゲームになるだろうけど、純粋にスポーツを行う際の公正さにおいては厳しすぎる気がする。
例えば鈴木(@鹿島)がうまいことシュミレーションをかまして、その行為に恥を感じているサポーターの心理、と似たような心境で選手たちは試合をしなければいけないのではないだろうか。

結局、FIFAが、「しゃあないなあ、じゃ、今回はウチがマネジメントしたる。だから、次からはちゃんとやってくれよ」と模範を示してくれたらいいのに、と思う。
プライドなんか、イミない。  
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April 18, 2005

CL準決勝展望。

CL準決勝組み合わせは結局予想通り、というか希望通りになったのだけど、フィジカル的にあれだけムズカシイ日程でありながらどうしてあれほど質の高いハードなゲームを続けていられるのか(といっても、ニュースでしか観れていないのだけど)と今年のJリーグを観ながら思う(モチベーションだけであそこまでできるなら浦和は既に独走態勢に入っていただろう)。
骨格というか、結局DNA(サッカーの、じゃなく、身体的な)の差なんだろうな。どうあがいても無駄なのか。
例えばロッベンが故障がちなのは狂気とウラハラノの、イメージを越えようとするイマジネーションからの(身体にとって)リスクのありすぎるプレーからくるものだから仕方ないのかもしれないけど、それにしてもどのゲームも濃い。コンディション維持のためだけのモチベーションが相当なものだろうが、それだけで終わってしまわないのがまた凄い。

チェルシーvsリバプール。
できれば決勝まで観たくなかったカード。対バルセロナより不穏な感じがします。不穏とはいってもミランvsインテルのような不穏ではない。フィジカルな意味で。このDNA同士でやりあっちゃいけない、そんな感じ。
CLのこのタイミングのカードとしてはまだ数年先のカードだろう、まだ観ちゃいけないんじゃないか(笑)そんな気がします。
チェルシーvsミランのファイナルに陶酔したいものだけど、今回はリバプールに上がってもらいましょうか。そうでないと、何かバチがあたりそうだから。

PSVvsミラン。
自制を知るガットゥーゾ以上に怖いものはないんじゃないかと思うけど、まだ彼はその域ににない。策士ヒディングの采配が見もの。ゲームの質としてはチェルシーvsリバプールより期待できるか、或いは全然失望するゲームになるか、どちらかでしかないんじゃないか。
でも案外両者共にディフェンシヴな、予定調和的なゲームになりそうな気がする。  
Posted by kiku999 at 00:39TrackBack(0)