August 17, 2005

意味のない代表戦。

会社でTV観戦だったので全部通して観ることはできず。でもまあ、ひどいゲームだった。足下へのパスが多すぎるしスピードはないし、誰ひとりとしてこの試合においてモチベートできていない。W杯本戦出場決定後とはいえ、あまりに友好的に過ぎる。それがイランの国民性と言われれば仕方ないけど、何も日本がそれに飲み込まれることもないのに。

メンバーとして生き残るための、イマジネーションに溢れた命懸けのプレーが皆無。そういう部分ににモチベーションを持っていくべきなのに、小笠原のパスの精度やスピードはハナシにならず、玉田に至っては加地の先制点を引き出すマイナスのパスがあったとはいえ、前半半ばエリア内での決定的チャンスをFWとして決めきれなかったのは、もうそれだけでメンバー落ち確実だと思いたい。
この玉田を最後まで残し、巻を出さなかったのは不可解。中盤でスピードのあるパス回しが出来ていなかったので彼が出てきても厳しかったかもしれないけど、小笠原に代えて阿部をもっと早く出せていたら今後に向けて展望が見える展開を引き出せていたんじゃないかと思えて仕方ない。

アレックスは久し振りにキレていたのでちょっとびっくりしたのだけど、村井、あるいはル・マンの松井の今後次第では生き残りは無理かもしれない。
下手をすれば、家長もいる。
アレックスに対する、また小笠原、玉田に対するジーコの不可解な盲信ぶりがいつ消えて無くなるのか期待したいものだけど....  

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August 15, 2005

白、スカイビル、アジアンフェス。

最近日曜日のブログは日記的になっているからというわけでもないけど、ぼうーっと過ごす時間ばかりが嵩んでいくので日記的にならざるをえないのだな、多忙の日々でさ。
世間はお盆休みだけど案の定ろくに休みも取れず、せめてもの日曜、ゆっくり寝ていたかったのだけど昨夜ニュージーランドの白ワインを飲んでソファで23時前まで3時間爆睡の結末が、そのあと世界陸上を観つつ2時前に寝て今朝8時起床。

相方は4時頃まで観ていたらしく、仕方なくひとりでのんびり朝食。雨が降りそうで降らない外を眺めながらモーツアルトからMONDO GROSSOまで、音楽三昧。幸福といえばいえるか。そうこうしているうちに相方がバクハツした頭で起きてきて、思わず、引く。
スカイビルんとこで何かやっている? と訊くので調べてみたらアジアンフェスティバル。行くしかない。その時流していたケーブルTVで "アニバーサリーの夜に" をやっていて、ケビン・クライン、ジェニファー・ビールス、フィービー・ケーツ、グウィネス・パルトロウあたりが騒いでいて気になったのだけど、ナシゴレンとビンタンを夢見て徒歩でスカイビルに向かうことにする。

独特の香辛料が匂ってくる。
ミーゴレンとジャワ・ティー。相方はビンタン。アジアの皮膚をした男の子たちであふれかえっている。いろんな欲望がうねっていて、生気を感じられる。インドネシアあたりの、パツパツのボディーのポップシンガーが舞台で歌っている。最後にフォーを食べる。めちゃくちゃ美味しかった。

LOFTで買い物し、ヨドバシに寄ってクッキングスケールを物色したついでにマッサージチェアーでどっぷりくつろぐ。ナショナルの新製品にめちゃくちゃ感動した。40万近くするのだろうな。ジョルダーノでシリコンゴムのリストバンドを購入。白がなかったので仕方なしに黄緑色。

すっかり夜。徒歩でスカイビルに戻り、ビンタンを飲みながらムエタイ・エキシビジョンを観戦。なごめるイベントだった。

帰宅して夕食、半身浴して、ボディオイルで下肢のマッサージ。今日は世界陸上のため『うるるん放浪記』がない。焼酎を飲みつつ相方に足の裏をマッサージしてもらい、右足の親指の股辺りに激痛が走る。かまわず琉球アンダーグラウンドを聴く。
ナビスコカップでは磐田戦で巻がゴールを決めた。浦和は清水を相手にまた長谷部の1点のみ。ガンバはアラウージョ、ヤバすぎ。  
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August 13, 2005

世界陸上雑感。

200mの末続と400mハードルの為末を比較するのはその競技の性質上無謀に過ぎるだろうけど、テレビで観ている限り為末の完全燃焼ぶりに末続は遠く及ばなかった。予選を勝ち上がったとき、両者に悲壮感やある種の覚悟なんて大層なものはなく、案外淡々としていたのが印象的だった。
ただ、為末のほうが何のわだかまりもなく晴れ晴れとしていた様子がうかがえたようだったのは気のせいだったのだろうか。逆に末続はちょっと苛立っているかな...という雰囲気も見えて、下手したら言い訳にしかならない定番の台詞、「楽しんで走ります」とコメントしていたのが負けを覚悟していた証拠だったのか。凡人には感得できない微妙な違和感があったのかもしれない。この準決勝敗退という結果は末続の実力通りではないはずだ。

棒高跳びという競技がここまでテレビでクローズアップされるのが不思議でならなかったのだけど、ウチの相方は「澤野のキャラが立っているからや」と言っていた。「キャラが立っている」という言葉の意味がわからなかったので「どういうこと? トウが立っているってこと?」と訊いたのだけど無視された。仕方がない。
澤野を見ていてその佇まいに、横浜Fマリノスの中澤がオーバーラップする。

当たり前だけど澤野の背筋は凄い。アテネ五輪開催以前に、あるスポーツ雑誌でその背中が写真で紹介されていたけれど、作られた背中ではなく、「そうなってしまった背中」だった。そういうのは、美しいと思う。
5m50で入賞という本人には納得のいかない結果だったろうけど、天候を含めて条件は皆同じなかでこの成績は賞賛されるべきだろう。大阪大会が楽しみだ。

男子棒高跳びの悪天候から一転して好天に恵まれた中でのイバンシエワ、競技前から勝負は決まっていましたね。他の競技者のことは一切意に介せず、フィールドに寝ころんだままずーっと自分のイメージの中に入っている様子。
駆け引きよりもっと大事なことを自分の中でどう制御し、どう操ればいいのか、その術を知る者の差、なのでしょうか。
勝者のメンタリティを持っているというアドバンテージは個人競技においてはこんなにあからさまになってしまうんだなと実感しました。  
Posted by kiku999 at 21:06TrackBack(0)

August 12, 2005

田中達。

ナビスコをテレビ観戦できる環境にもなく関西在住の身分としては浦和系からは遠く離れざるを得ない今日この頃、というわけなのですが、田中達也、順調に回復中とはいえ無理して欲しくないですね。イラン戦出場なんて言語道断。なんてったって腰、ですからね。アジジの真似してたとえば達也には試合前日まで杖ついてもらって....なんて作戦もイミないし、早くてリーグ再開に向けてのタイミングでいいじゃないか。腰痛が癖になったらホントにかなわないし。

で、ブログ彷徨していて中空庭園さまのところで「田中達」ネタにつながりました。これは前々からウチの相方と話題にしていたネタなんですけど、ここまで展開されているとは、スゲエ(笑)  
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August 10, 2005

神の啓示。

ジダンが自ら代表引退の意志を翻し、復帰することにしたらしい。といって、選ばれるかどうかはまだわからない。
そのきっかけが笑える。いや、笑っちゃいけないのか。

「ある夜の3時ごろ、私は突然目覚め、知らない誰かと会話をしていた。とても不思議な気分だった」「うまく説明できないが、誰も出会ったことがない人だった。しかし確かに存在し、遠くから来たようだった。数時間後、私は代表復帰を決めた」


この感覚がジダンにとって事実であったにしても、代表を狙っている若手には知ったこっちゃない。フィーゴがポルトガル代表に復帰してチームが機能するより、現実的ではないような気がする。  続きを読む
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August 09, 2005

ブエナ・ビスタ、イブライム・フェレール。

イブライム・フェレール死す
キューバンミュージックには全然明るくないのですけど、ヴェンダースの『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』にはどっぷりはまった記憶がある。東京で徹夜続きの仕事の帰りに梅田のガーデンシネマに寄って、ああ、多分寝てしまうやろなーと思いながら結局、良質のラム酒を舐めるような感じで陶酔するように最後まで観てしまった。
シンプルなドキュメンタリーなのだけど、何が良かったのかよくわからない。あるいは徹夜続きでふらふらする頭で観たのが良かったのかもしれない。ライ・クーダープロデュースのの同アルバムは何度聴いただろう。

合掌。  
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August 07, 2005

盛夏の早朝、ジョグ、日韓戦。

先週に続いて今朝も徹夜明けで、5時帰宅。空は黄色の入り混じった濁った青で、すでに熱を帯びた感じ。あと20分早かったらもっとマシな「透明に近いブルー」に遭遇できたかもしれない。いや、夏は無理か。学生時分、映画を撮っていた頃に目にしたブルーには程遠い。あの頃の空気はもっと透徹していたよな。

午前9時、エアコンの取り付け工事で起こされ、仕方なしに和室にタオルケットを敷いて眠る。今日は風があったのですやすやという感じで眠れた。お昼時に起きてチヂミを食べ、しばらくぼーっとし、プールへ出掛けたつもりが月一度の休業日に気づかず orz。仕方なしにいったん自宅に戻って近所の淀川河川敷を走ることにする。

土の上を走るのは2カ月ぶりくらいか。踵に負担がかからないのはいいのだけど、足元が柔らかいせいか下肢前部に負担がかかるようで、翌日以降の疲労のことを考えて20分ほどでジョグは止めて100m近くのダッシュを7本。心臓はもつけど肺が悲鳴を上げる。バカだよな、何やってんだかなと思いながら(笑)
それにしても昨夜の平成淀川花火大会の名残が激しく、残されたゴミの悪臭が一夜でこんな事になってしまっていて(って、どんなことなんだかわかりますよね?)、ゲロ吐きそうになる。湿度がそれ程高くなかったのが幸いか。

帰宅後、チャリで梅田に出て相方の買い物に付き合うついでに、泉の広場近くの、ちょっと気になった一杯630円の喫茶店に入る。カウンター10席くらい。梅田花月の近くという場所柄所以か、吉本の大御所が韓国美人とオチャしていて、ほう、そういうところなのかよと思う。
コーヒーは酸味と苦みが程々に効いていて深みもあり、かなり美味しかった。
癒される。この夏は何度か通うかもしれない。

買い物を済ませ、堂島アバンザ向かいの GINA & JOEL でビア。モニターで北朝鮮vs中国を観ながら。中国の勢いがいい。北朝鮮のDFがザルもいいところで、このチームに日本のレギュラーチームは負けたんだよなと思うと少し暗澹たる気分になる。
このイタリアンバーは19時30分まではビール一杯300円。見ていると外国人客が多いようで、界隈のサラリーマンが一人でぶらっとビア飲みに来るには絶好の店かもしれない。

帰宅してから韓国vs日本。
スピードで日本が圧倒されている。っつうか、韓国のトラップの正確さが際立っていますね。たまにトラップミスしてもそのこぼれ球を拾うのは大抵韓国。だから相対的に日本はセットプレーしか武器が無いように見えてしまう。しかし土肥がキレまくり。坪井も途中交代したものの、今日は幾つかのピンチをきっちり摘み取っていました。流れの中では意外にも本山のミドルがその勇気において好感がもてたけど、巻に合わせるフィードやクロスが皆無。田中達也とコンビ組めていないからポジショニングにひらめきが出ない、というわけでもないだろうけど、前半駒野が守備に忙殺されていたのが痛かったか。
後半途中から小笠原が入るが、余りに凡庸。流れを止めすぎ。大黒が入り、DFをどこまで引っ張ってスペースを作ってくれるかと期待したけど、韓国のフィジカルの強さの前に屈した感じ...と思っていたら巻がニアにDFを引き連れ、代わった中澤が左脚アウト、股ヌキのきれいなゴールで先制、そのまま終了。結局セットプレーでしか決められず。
秋の欧州遠征、巻には残って欲しいけど、どうなることか。

半身浴を30分余り、だーっと汗をかいて、水をがーっと飲んで、先週同様マッサージオイルで下肢を丹念に。膝裏のリンパも軽く揉む。来週一週間もこむら返りが起こらないように、と(笑)
  
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August 06, 2005

藤原伊織。

気骨のある、一本筋の通った主人公たちはその裏返しに少年時代に胸に刻み込んだなんらかの傷と、弱さを持つ。甘さと言い換えてもいいけど、それはいくつもの困難をくぐり抜けてきたものが持つ「余裕」が垣間見せる類の甘さだ。そこには清々しささえ漂う。
このあたりの藤原の筆力は毎度のことながら、凄い。

『テロリストのパラソル』を読んだ読者なら心臓を鷲掴みにされるような感慨を覚えるだろう。きちんとキャベツとソーセージをバターで炒めたカレー味のホットドッグが、無性に食べたくなった。もちろん夏の芝の上で、ではない。うらぶれた、無口なバーテンダーがいるバーで、だ(笑)

藤原が癌を克服し、この『シリウスの道』をさらに凌駕する作品を発表できることを、切に願う。  
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August 04, 2005

祝 iTunes Music Store Japan 解禁。

いやもう、待ちに待ったという感じですね。日本が20国目かな。今年の春先に解禁という信用できるニュースがあったにもかかわらずここまで引っ張られたのはJASRACとの折衝において決着がつかなかったため、ですか。契約の取れたレコード会社は15社。ソニー・ミュージックエンタテインメントは入っていない。
結局iPodへの課金はどうなったのでしょう?

それにしても1曲150円は安い。普段輸入盤しか購入しない私ですが、それより安いように思う。アルバム単位で買う方がいいなー、早速アカウントを取って色々見てみたのですが、欲しい系統は概ね15社の中には入っていないんだよな(泣)  
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僕たちの出会い。

うちトコは一緒になってまだそれほど年季はないのですけど、相方が母親に「彼氏ができたの〜」とか初めて話したときに「ピアス開けたり、入れ墨(タトゥーと言わないのかよ!)とかしているヒトじゃないのでしょうね!(母怒)」という展開があったらしい。

って、コイツ(相方)は以前どんなオンナだったんだよ....

日常的に、ピアス開けたり髪染めたりタトゥー入れたりする気持ちの余裕とか衝動がない数年だっただけのハナシで、ファッション的には男のピアスもタトゥーも金髪もどれも大して抵抗はない。去年あたりからの女の子達の浴衣の着こなしにはorz....という感じだけど、殺したくなる程でもない。僕は寛容だ。というより、無関心なのかもしれない。

ちょっと髪が薄くなったような気がしないでもない今日この頃、銀髪にはまだ憧れているのだけど、無理か(笑)

  
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