May 19, 2005

小川、村上、フィッシュアンドチップス。

日曜夕方、自転車でぷらーっと梅田に出、新地に停めて、四つ橋筋を歩き、堂島アバンザのジュンク堂書店に入る。
いつ本屋に入っても買いたいハードカバーが多すぎるのは悩ましいが、小遣いが追いつくはずもない。仕方がないので筑摩書房の新書で出ていた『世にも美しい数学入門』というのを買う。新潮社から出ている小川洋子の『博士の愛した数式』は文庫本になるのを待つつもりなのだけど、その小川が『博士の〜』を書くために取材した数学者との対談集。
しかし筑摩は良い紙を使っていますね。新書にはちょっと堅いんじゃないかとも思うのですけど。

ジュンク堂を出てチャリを停めた新地に戻り、近くのオープンテラスになっているバーでビールを引っかける。20時30分までは300円。キャッシュオンデリバリーで案の定というか、外国の方が多そうなとこ。ちょっとお腹も空いてきたのでなんか頼もうと思ったのだけどめちゃくちゃ高い。ハンバーガーにサイドディッシュが2つついて1,200円。んー、どうなんだろう、やっぱり外国人多いからかなとフィッシュアンドチップスだけ頼んだのですが、量、多いね(笑)ウチの相方は喜々としてましたが。

で、小川の本についての覚書は後日にして、もう一つ、文春文庫から村上龍の『空港にて』という短編集が出ていたので、これは家計から出して貰うことにして、購入。っつうか、『空港にて』って何だよ、こんな短編集聞いたことないよと思いつつ帰宅してからぬるま湯に浸かって半身浴しながらぽちぽち読んでいたのですが、あとでウチの相方が「だってコレ、出てるじゃん!」と私の本棚の中から村上の『どこにでもある場所とどこにもいない私』というハードカバーを取り出してきたのでした。これは2003年春に出た短編集。

.....同じ内容です。どうしてタイトルを変えたのだろう。読んでて思い出せなかったのもどうかしてたが(汗)、いろいろと疲れ切ってて眠かったから(言い訳)
「どこにでもある場所とどこにもいない私」って、とてもいいタイトルじゃないかと思うのですけど。まさか文春が読者のこういうミステイクを狙ってやったなんてことはなかろうが....

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