May 28, 2005

鍼灸。

6月も目前だというのに妙な気候が続いている。陽射しこそ夏のそれに近くなってきたが、陰にはいると寒いほどだ。寒暖の差が激しく、朝夕はちょっと冗談じゃないぞ、という寒さの今日この頃。湿度が高く、昼間は本当に蒸しているし。
というわけで風邪をひいたかもしれない。相当に首にきている。ただの肩こりにしては胸にまで鈍痛が回ってきていてちょっとひどすぎる。頭痛もひどいし、眼球まで痛い。仕事からくる疲労も手伝ってか、根は深そうだ。6、7センチの鍼をぶすーっと刺してなんとかしてくれ....というようないやらしい鈍痛で、気のせいか歯痛までしてきている。解放されたい。

ということで今日仕事から帰ってきてから、最近ポストにチラシが入っていた近所の夜10時まで受付しているという鍼灸整骨院に行ってみる。無精かつ少々口べたで真面目そうな40代後半と思われる先生で、ひととおりの問診を済ませ、鍼は大丈夫ですか? と訊かれてもちろんはっきり「はい」と答える。とりあえず ohm pulser(電気鍼ですか)を最大の電圧で、あと、肩口に電気マッサージを20分ほど。その間、先生はひとりでぱたぱた他の患者に術を施している。夜9時半になろうとしているのに。よほど需要があるのだろう。受付をやっている奥さんらしい女性が他の患者さんの相手をしたりしている。
終わったところで、本当の鍼。ずしんとくる痛さが心地よい。もっと深く、もっとかきまぜてくれ、足らん、足らんよ、先生。と密かに思うが、まあそうはいかない。12カ所ほどうってもらって、だいぶ楽になる。
仕上げは普通にマッサージ。肩胛骨の内側から肩口あたりがまだ相当に痛む。腰痛は普段自覚しないのだけど、ちょっと腰に触れられるとうめき声が出てしまう。脊柱起立筋はいろんな意味でやはり肝なのだろうな。

終わったのが10時半前。その時まだふたりの患者さんが待っていた。なんか、えらい時間までやってますね....と言ったら、ええ、まだ2時間ほど続きそうですね、と奥さんらしい女性は答えていた。
正味50分ほどの施術で保険が効いて2,500円足らずという物凄いコストパフォーマンスに驚いた。
数撃ちゃ当たるとはいうが、いやー、いるものですね、こんな献身的な先生。
でもちょっと揉み返しがきそうだ(笑)


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