July 02, 2004

ギリシャであるという理由。

偏見というのじゃないけど、ギリシャというチームには特に何の期待もしていなかったし、知っているプレーヤーがいないということもあって僕の中では何の興味も湧かないチームだった。チェコvsギリシャという組み合わせが確定したときもじゃあファイナルはチェコvsポルトガル、あるいはオランダかとギリシャはお客さんでしかなかった。フランスを退けたという事実を掘り下げもせず。
でも昨夜一瞬思った。ギリシャが必ず負ける理由などない、と。
「何が起こるかわからない」というサッカーにおける常套句を持ち出す気にはなれない。ベスト8の組み合わせがが確定してからポルトガルvsチェコのファイナルを期待していた僕には、それこそその常套句は言い訳をする際の常套句でしかなく、チェコが勝ち上がることは当然の、厳然たる「約束された事実」だった。ーーでもやはり、何が起こるかわからないのだ。

ギリシャは勝つべくして勝った。ネドベドが負傷退場さえしなければという思いには何の意味もない。さらなる成熟と進化をチームに期待するだけだ。
願わくば、ブリュックナーと共に。

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