July 25, 2004

"more than this" ROXY MUSIC.

『ロスト・イン・トランスレーション』スカーレット・ヨハンソン、ビル・マーレィ。
いろいろと騒がれた映画のようですけど、不思議に情報が入ってこなくて(っつうか、情報から断絶された日常だってこと?汗)、ほぼ頭の中が真っ白な状態で鑑賞できました。風邪で少々意識朦朧としていたこともありますけど。
そのせいもあってか、主人公ふたりの浮遊感にシンクロされてキモチよかった。浮遊感とはいってももちろんポジティヴなそれではなくて、異国の地での寄る辺ない心情からくるものだけど。ここで描かれるソフィア・コッポラの東京という場所はそういうゆらぎを表現するのにとても似つかわしい所で、いったいどうしてこんなところで生身の人間が生きているのだろう的な虚構性に満ちていて、実体がつかめない。
そんな場所で出会った同郷のふたりの間にかようものは、不安定ではかない層に包まれているけど強く確かなもので、多分わかる者にしかわからないだろうという種類の感覚のように思う。東京という場所をいつも客観的に眺めている者にならわかるのかもしれない。恋愛ではもちろんなく、友情でもなく、最後にビル・マーレィがこぼした笑みのように確かなもの。

カラオケでビル・マーレィがロキシーの "more than this" を歌ったのでちょっと感傷に耽ってしまった僕です。

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この記事へのコメント
トラックバックありがとうございました。
「More than this」のイントロが流れた時は、音痴なビル・マーレイを予想したのですが、あんな難しい曲をさらりと歌ったビル・マーレイ、素敵でした。
Posted by ちえりん at July 26, 2004 02:10
トラバありがとうございますm(__)m
ビル・マーレイはくたびれ感が良かったです。
ラストの二人の表情はとても素敵でしたね。
こちらもトラバはらせてもらいました。
Posted by ともっち at July 26, 2004 11:28