TASAKI ペルーレ vs 宝塚バニーズ @鶴見緑地球技場。9月も半ばを過ぎたとはいえ、炎天下午前11時半キックオフという「冗談じゃないだろう」的条件。TASAKIはチームキャプテンの川上とリーグ得点王を驀進している大谷が出場せず。相手を見て、温存したということなのでしょう。このゲームでは磯崎がキャプテンマークをつけていました。
それにしてもオリンピック予選〜アテネ本戦をテレビ観戦してきた者には、代表のレベルとの差に愕然とするゲームでした。今季L1に上がってきたというバニーズは企業のバックアップもない市民チームということもあるのか、例えば関西少年サッカーのチャンピオンと試合したらボロ負けするだろうなと思えるくらい、レベル低い。とにかく連携がさっぱりなされていないし、何のために蹴っているのか、どこにクリアしようとしたのか、それがはっきりしないプレーが多すぎ。スタミナは持ったようでしたが、ボールはミートせずふらふらと、誰につなぎたいの見えないキックが多すぎるのですね。
一方TASAKIは右DFの磯崎がさすがオリンピック代表キャプテン、という貫禄で、正確無比なサイドチェンジこそなかったけど、底から前線にビシッとロングフィードを何本も決めていました。山本は代表当時ほどのキレこそなかったものの、トップ下での働きはきっちりこなしていたし、後半30分過ぎ、切り返しからの30メートルに及ぶロングシュートをバシッと決めたところなんかさすが! と思わせました。この試合での白眉、でしたね。男勝りのガッツポーズが可愛かったし(笑)
しかし、入場無料なのに観客は200人もいたのかどうか。同じリーグなのにこれだけレベルの差があって、企業の全面バックアップもプロ化も望めないこの女子サッカーに北京への道が開けているとはとても思えません。アテネ代表が徒花でしかなかったとはならないためにも、JFAの底力と企画力に期待したいのですが。
10月2日、万博でJ1のガンバ大阪vsセレッソ大阪ダービーのあと、TASAKI vsFC高槻が16時半キックオフ!
行ってみませんか?