ウチの相方の友人が独立してカフェを始めたので、お祝いを兼ねて遊びに行く。京都出町柳駅から叡山電車で1コ目、元田中で降り、踏切を挟んで斜め向かい(東大路通東南角)のビル2階というロケーション。
ザンパノというのはもちろんフェリーニの『道』の中でアンソニー・クインが演じた主人公の名前から。カフェの主人、通称にーやんとは好対照のイメージですけど、存在感アリ。
店名を聞いて最初はイタリア系ごはん屋さん? と思ったのですけど、むしろフレンチカフェか。カフェ使いのためのカフェ。夜はしっかりバー使いもOK。
三条御幸町にあるカフェ・アンデパンダンと同じ設計者に依頼したそうで、そこかしこにレトロな味わい。椅子、テーブルを含め、殆どの調度品が手作りだそう。黒板色の濃いグリーンと明るいブルー、白を基調にした室内に、非常に和みます。
入口脇にはDJブース(Technicsのターンテーブルが2台、Vestaxのミキサー、JBLのスピーカー)、奥にはピアノが1台。ライブやDJイベントも企画検討中との事で楽しみ。
壁に作り付けられた棚とDJブースの下には、マイルス・デイヴィスからクレイジー・キャッツまで相当数のレコードが収納されていて、圧巻。それを眺めているだけでも楽しい。
踏切の警報と叡山電車の走る音に昭和を感じたりしながら、ぼーっとしているにはうってつけ。っつうか、気が付けばいつの間にかぼーっとしている自分がいる。西日がほんとうにいい感じで射してくるしさ。相方は「ここに住みたいなー」とか言っていた。
本当に、自宅の近くに欲しいタイプのカフェやなー。
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